広島かきは、瀬戸内の恵まれた自然環境や先人たちの努力により450年の歴史を誇り、全国一のかきの産地です。

 広島かきは身がコロッと丸いのが特徴で、他のどの産地よりも厳しい出荷基準が定められています。

 うらべ水産のかきは県の清浄海域に指定されている能美島周辺のかきを中心に取り扱っています。 海中の雑菌などが少ないため、綺麗なかきが育ちます。

生食用と加熱用の違い

 生食用と加熱用の大きな違いは採れた海域と処理工程の違いです。海のきれいな清浄海域で採れたかきで、かつ衛生面の基準や厳しい検査をクリアしたかきのみが生食用として出荷できます。鮮度は同じものです。


生かき100gあたり
エネルギー60kcal
タンパク質6.6g
脂質1.4g
炭水化物4.7g
ナトリウム520mg
亜鉛13.2mg


牡蠣は海のミルクと呼ばれるほど栄養価が高く、完全食とも言われています。海の中を移動することなく、じっと栄養を蓄える牡蠣は体内にグリコーゲンやタウリンなどの栄養を沢山蓄えています。また、亜鉛の含有量は食品の中で最も多く、その他にも鉄分やカルシウム、ビタミンA、B1、B2なども含まれています。

 
  うらべ水産のかきが出来るまで

1.採苗

かきの産卵は5月頃から始まり、7月〜9月に最盛期を迎えます。
かきの幼生は約2週間海の中を漂いながらすごし、その後海中の固着物に付着します。
この頃に「ホタテの貝殻」を筏に吊り下げて、かきの幼生を付着させます。
 


採苗用ホタテ貝
 

 

2.抑制

採苗したかきの幼生はそのまま沿岸の抑制棚へ移動させます。
潮の満ち引きによって海水につかる時間を少なくすることで、かきの成長を抑制し抵抗力をつけます。
 


抑制棚

 

 

3.本垂下

抑制が終わったら、9mの針金にかきが付着したホタテ貝とパイプを交互に通して、垂下連をつくります。
パイプによってホタテ貝の間を一定に調整します。垂下連を筏から吊して育成を行います。
 


通し替え作業

垂下連

ホタテの貝殻に付着した、かきの幼生

かき筏

ホタテ貝を覆うほどの大きさに育ったかき

 

4.収穫〜剥き身前の浄化

垂下連の長さは9mあるので、船に10mの柱を立てて、ウインチで巻き上げて収穫します。
収穫したかきは殻のまま洗浄機で洗って付着物を取り、浄化プールに浸けます。
滅菌海水の浄化プールに浸けておくことで、かきが雑菌などを吐き出すため、安心して食べられるかきになります。
 


巻き上げ作業
 

浄化したかき

 

5.剥き身(かき打ち)

広島ではかきを剥き身にする作業を「かき打ち」、剥く人を「打ち子さん」と呼んでいます。
浄化されたかきは打ち子さんによって、1個1個手作業で剥き身にされます。
また、かき打ち道具もナイフではなく、独特の形の道具を使うのも広島かきの特徴です。
 

 

 

6.洗浄〜パック詰め〜出荷

かき剥き身は洗浄機で殺菌海水を使って洗い、汚れや細かい殻を取り除きます。
その後、目視による異物除去作業を行った後、自動計量包装機にてパック詰めされます。

広島県自主衛生管理認証制度
日々の衛生管理に積極的に取り組んでいる施設を評価して、商品に認証マークを付けることで、消費者に商品を選ぶ際の目安にして頂こうと平成17年3月に始まった制度です。
当社は平成17年3月の第一回認証式にて認証を受けました。

管理はHACCPの考え方に基づいて行っており、温度や設備など約20箇所を毎日確認しながら作業を行っています。
 

 

 


 
 広島湾がかき養殖に適している訳

 1.波が穏やかである
  波が穏やかでないと、筏が壊れたり、吊るしたかきが落ちてしまうことがあります。広島湾は島や岬に囲ま れ波が穏やかなため養殖に適しているのです。

 2.プランクトンが豊富
  広島湾では、河川から流れ込む栄養素で、かきの餌となるプランクトンがよく育ちます。

 3.最適な温度変化
  広島湾の年間水温の変動が、かきの成長リズムとぴたりと合っているのです

 4.かきの種がたくさんとれる
   かきは夏に産卵し、生まれた幼生は2週間ほど海中を浮遊し、ここと決めた場所に付着し一生を過ごしま す。広島湾ではたくさんのかきの幼生が育つため、養殖に必要なかきをとることができるのです。